2007-04-06

Mac OS X用のiSCSIイニシエータとLinuxのiSCSITarget その2

前回からの続き。

さて、そもそもなんでわざわざLinuxと iSCSIなんてよくわかんない代物を組み合わせて Mac用のディスク領域を追加したいの?普通の外付けハードディスクやNASじゃだめなの?
私の場合、

  • うちの MacBookPro(初代)には FireWire800がついてない。FireWire400で外付けHDDをつけたところで、どう頑張っても速度は知れている

  • デスクの周りにゴテゴテとハードディスクを置きたくない。サーバ用の棚に全部収めてしまいたい

  • Parallels Desktop for Macの仮想HDはネットワーク上の共有フォルダ(smb,afp,nfs,webdav)に置けない


といったことが挙げられる。とくにディスク容量に乏しいノートでは最後のが致命的で、これのために 8GBのSDHCメモリを買ったりなど涙ぐましい散財があったのは秘密。

...さて、Linux上で iSCSIターゲットを起動するのは割と簡単。

/etc/sysctl.confに下記のパラメータを追記して sysctl -p で反映させる。

net.core.wmem_max=1048576
net.core.wmem_default=1048576
net.core.rmem_max=1048576
net.core.rmem_default=1048576
net.ipv4.tcp_mem=1048576 1048576 1048576
net.ipv4.tcp_rmem=1048576 1048576 1048576
net.ipv4.tcp_wmem=1048576 1048576 1048576

必須ではなく推奨パラメータらしいので、メモリ容量に乏しい環境では無理に設定しなくても良いかも知れない。

iscsitargetをインストールする。Gentooなら、

emerge iscsitarget

イニシエータ側へHDDとして見せたいブロックデバイスをどれにするか選ぶ、又は作成する。実ディスクを見せたければ /dev/sd*でも良いと思うし、論理ボリューム(LVMを使っているなら lvcreateで作る)でも構わない。
ブロックデバイスの用意が出来たら、/etc/ietd.conf にその情報を書き込む。
私は raid0ボリュームグループにparallelsという論理ボリュームを作って、それを MacからHDDとして使えるようにしようと下記のような設定にした。ターゲットの名前はよくしらないけど "iqn.年-月.自分のドメイン名:このデバイスの名前" にすればいいみたいだ。

Target iqn.2007-04.net.stbbs:parallels
Lun 0 Path=/dev/raid0/parallels,Type=fileio

/etc/init.d/ietd start として iSCSIターゲットを起動する。自動起動にしたい場合、Gentooなら

rc-update add ietd default

とでもする。

続く

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