2008-06-29

Macと Xenと VNCクライアント

Xenで動作する仮想マシンの画面を表示するインターフェイスとしては、SDLとVNCの2種類がある。
SDLの場合、(特別な設定をしなければ)画面表示に X Window が用いられる。XなのでSSHを経由してリモートに画面を表示させることも出来るが、画面を閉じると仮想マシンも強制終了してしまうという凶悪な仕様なため主にリモートでヘッドレス運用をする場合は使えない。
VNCと比べた場合の利点は、(ローカルマシンで画面を表示するなら)高速だろうという点である。

いっぽう、VNCを使用する場合、仮想マシンごとに 5900番以降の空いているポートを用いて VNC接続の待ち受けが行われる(VMの設定ファイルでポート番号を固定することもできる)。
リモート運用にはこれが最も適しているのだが、ひとつ重大な問題がある。

Mac OS Xでまともに動く唯一のフリーな VNCクライアントである Chicken of the VNC (a.k.a. cotvnc) と Xenの VNCサーバの相性が悪く、使えないのだ(画面が全く表示できない又は乱れる、エラーで接続が切れる)。

cotvncが悪いのか Xenに内蔵されているVNCサーバが悪いのか(もしくは両方なのか)知らないが、Xenのメーリングリストで「cotvncでちゃんとVMの画面が表示できないよー」という投稿が過去に一度あったものの解決されずに今に至っていることや cotvncの開発が止まっていることから、もはや状況は絶望的かと思われた。
X over SSHを使って dom0上の vncviewerを動かすという手は使えるのだが、ものすごく遅いし受け付けてくれないキーがあったりするしたまにバグって切れたりするので絶望的な状況であることに変わりはなかったと言えよう。

そんな時に現れた救世主、
Redstone Software社の Vine Viewer
Vineといっても昔あった Linuxのそれとは関係ないし、Windows互換レイヤのソフトウェアでもない。

・XenのVNCサーバと接続できる
・VNC over SSHサポート(出先からのアクセスも安心)
・画面の録画ができる(QuickTime形式の動画ファイルになる)

これでバーチャルマシンの管理がしやすくなるなあ。
値段は 35ドル。

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